オウンドメディアの運用を始めよう!と決めたものの、なかなかスタートまで進まない…。とりあえず始めたのはいいけれど、効果を全く感じられない…。このようなオウンドメディアには問題点があります。
オウンドメディア運用で陥りやすい失敗パターン
オウンドメディア運用で失敗しやすいパターンを段階別にご紹介します。これから始める方は以下のような点に注意しながら進めてみてください。また、既にオウンドメディアを運用している方は、改善ポイントとしてチェックしてみてくださいね。
メディアがリリースされない
オウンドメディアを立ち上げよう!と社内で盛り上がったのはいいけれど、
なかなかサイトが立ち上がらず、どんどん予定が後ろ倒しになってるんだよね。
原因
- オウンドメディア運用の目的が定まっていない
- 検索エンジン上で競合に勝てるサイトコンセプトの設計ができない
- 目的を達成するためのキーワードの選定ができていない
- ベンチマークや競合サイトの選定ができていない
- 現実的な目標設定ができていない(何を目標にすれば良いか分からない)
- デザインや仕様が決まらない
- 運用中ドメイン・新ドメインどちらがいいか分からない
解決策
誰にどんな情報を、どうやって届けるか。そして、どのようなアクションをして欲しいのかを明確にしてオウンドメディアの目的や方向性をしっかり決めましょう。サイトの仕様やデザインはSEOに関係する部分でもあります。
新しくメディアサイトを構築する場合は、SEOの知識がある会社に相談をすることをおすすめします。相談する際には企画で決めた内容を共有すると、スムーズに進めることができます。
記事の更新ができていない
最初は毎月更新できていたけど、徐々に更新が途絶えてきた。
記事を作成するのは思ったよりも負担に感じるわ…。
原因
- ターゲットの設定ができていない
- コンテンツのテーマ・キーワード設定ができていない
- 人員・リソースが足りない
- 社内の運用体制ができていない
- 社内理解・評価がされない
- モチベーションが保てない
解決策
企画段階で決めたターゲットを見直して、そのユーザーはどんな困りごとがあるのか、どのようなことを知りたがっているのか考えていきましょう。社内の営業担当の方から顧客から寄せられる悩みや声を共有してもらうのも良いでしょう。
マンパワー不足の解消のためには、専任担当をつける、メンバーを増員する、外注を検討するなどの物理的な対策も必要になります。兼任している場合は、メイン業務の方に時間を割きたいと考える方が多くなるため、記事の作成をしてもうらう方にはその分の評価もしなければモチベーションを維持することが難しくなります。
成果が出ない
なかなかアクセスが増えないな…。
コンバージョンにも繋がっていないし、どうしたらいいんだろう?
原因
- 短期間で結果を求めてしまう
- 効果検証の方法がわからない
- コンテンツのクオリティが低い
- コンテンツの数が足りていない
- ユーザーメリットが考えられていない
- コンテンツの動線が考えられていない
解決策
オウンドメディアは成果が出るまでには時間がかかるものです。そのことを理解して根気強く続ける必要があります。しかし、記事の品質が低く、SEOについて考えられていない場合はアクセス数も伸びないのが現実です。SEOの知識を持っている人が社内にいなければ、一度SEOコンサルに相談してみましょう。
記事を外注している場合、外注先の見直しも必要です。フリーランスのライターや記事作成業者が契約しているライターの品質はピンからキリまであります。多少コストが高くなったとしてもコンテンツSEOが得意な会社に依頼する方が、安定した品質の記事を納品してもらえ、効果検証やアドバイスも合わせて行ってもらえるためより早く効果が得られるでしょう。
S&Eパートナーズが運用サポートをした事例を元に成功パターンをご紹介
それでは、どのように進めていけばオウンドメディアを成功に導くことができるのか?
実際にS&Eパートナーズがオウンドメディア運用サポートを行ったお客様の事例を、運用開始から1年間の経過とともに解説していきます。
お客様のご相談内容
教育機関向けにICT機器の導入を支援しているお客様から以下のようなご相談を受けました。
- ターゲットは教育機関の教員
- ICT機器の導入についてのノウハウやお困り事を解決できるメディアを運用したい
- メディアの企画から、サイトの構築、その後の記事作成や運用も任せたい
- 教員が読む記事のため品質の高い記事を納品して欲しい
- 効果検証から改善の提案もして欲しい
ご提案・実施した内容
企画段階
- KPIとKGIの設定
- 企業ペルソナ、個人ペルソナの設定
- キーワードの設定
- ベンチマークサイトの設定
オウンドメディア成功のカギは初期設計にあると言っても過言ではありません。運用をしていく中で、軸がブレてきたり迷いが生じることもあるでしょう。本来の目的を見失わないように、初期設計をしっかり行っておきます。
また、ペルソナやキーワードの設定をしておくことで、どのようなキーワードで記事を何本作成するかをこの段階で見通しを立てることができます。
構築段階
- サイト公開後の運用がしやすいWordPressで制作
- SEOに適した仕様の提案
- サイトのコンセプト、ターゲットにあわせたデザイン提案
メディアは頻繁に更新をするものなので、運用しやすい仕様で制作することが重要です。また、SEOに最適化されている仕様かどうかは、記事の効果を早く出すためには外せないポイントになります。
デザインはコンセプトやターゲットに合わせて決めていきますが、拘りすぎてリリースが遅くなる、ごちゃごちゃして見にくくなるようでは元も子もありません。シンプルで見やすく分かりやすいデザインを意識して制作しました。
運用段階
- 企画段階で行ったキーワードやペルソナに基づいたコンテンツ作成
- お客様とのコンテンツの打ち合わせとヒアリング
- アクセスやコンバージョンの計測と共有
- 改善策の提案
- リライトの実施
品質の高いコンテンツを作成するためにSEO視点からだけでなく、お客様からのヒアリングも行いコンテンツに反映させました。
オウンドメディアを成功させるためには効果検証と改善のPDCAを回し続けることが大事になります。必要に応じて記事のリライトや、CTAの見直し、サイトの修正などを実施しました。
1年間運用した結果・・・
Google アナリティクス【オーガニックのセッション数】
Googleサーチコンソール【合計クリック数と合計表示回数】
自然検索からのセッション数は約6倍に増加!
また、アクセスが増えていってからは、オウンドメディアからのホワイトペーパーダウンロードやお問い合わせ数、サービスサイトへの遷移数、などのコンバージョンも設定・共有しながらPDCAを回しています。
オウンドメディアで成果を出したいならS&Eパートナーズへご相談を
Googleのアルゴリズムは日々進化しているため、低品質な記事を量産してもアクセスアップは見込めません。また、安定的に上位表示を継続し続けることは年々難易度が上がっています。
S&EパートナーズはSEO対策サービスを提供してから10年、数々のメディアサイトの立ち上げや運用の改善を行い、成功に導いてきました。
そのため、メディア運用における【企画立案】【サイト構築】【記事投稿・運用】すべての段階でサポートが可能です。質の高いライティングをすることでGoogleからの正しい評価を獲得し、安定的なサイトへのアクセスアップに繋がります。
オウンドメディアを成功させたい!成果が出るように改善したい!とお考えならS&Eパートナーズへご相談ください。